「生徒一人一人をていねいに」
それは書くだけなら容易な、教育の「基本中の基本」です。
しかし、現実にこれを達成しようとするなら、これほど「困難な理想」はありません。
生徒の数を増やせば、指導は行き届きません。
かと言って生徒の数を減らせば、学費は上がらざるを得ません。
これは、私塾における宿命的な矛盾でしょう。
しかしながら、この「困難な理想」を、本塾は創立以来60年間追求し続けてまいりました。
全国に先駆けて「二人担任制※」を採用した本塾はグループ指導であっても、事実上の個別指導をする独自のノウハウを確立しました。
※チーフ講師の指導の下、助手のサブ講師と共に全体授業と同時に、個別指導を並行して行う独自の授業方式です。
「町の手打ちそば屋」のような職人かたぎの学習塾です。
新入会を希望される方には、よく「一日百枚しかそばを打たない手打ちそば屋」のような塾だとご紹介しております。「お客に合わせて握り方を変える寿司屋」と言っても良いかもしれません。
大手塾の中には、全ての生徒に対して共通のマニュアルに沿って指導を進めていき、それは規定上絶対に変更できない、という所もあるようです。 それは、無数にある教室での指導の質を保つための努力の結果であり、一概に否定するものではありません。
しかし、それはあくまでも「やむを得ず取った妥協策」でもあるのです。
一人一人の子供たちは、全て個性が異なります。新しい内容に対する吸収力も対応力も記憶の持続力にも大きな差があります。だからこそ通常の集団授業であれば、進度が「速すぎる」または「遅すぎる」という問題が起こるのです。
しかし本塾では、グループ指導であっても「生徒全員の進度に合わせる」のです。
解かせる計算問題の数、種類はもとより漢字、英単語テストの問題数に至るまで、生徒の習熟度、吸収力を読み取って臨機応変に変えて行きます。
進度の遅い生徒であればその時点で、その生徒が習熟できるように指導していきます。
本塾は生徒全員の「本来持っている力」を引き出します。
本塾では成績下位から上位者まで「全ての生徒の成績を伸ばす」指導を行っております。
一例としてある年度に卒業した、中学三年生の一年間(4月~翌年2月)での成績の変化をご紹介いたします。
五教科合計点 | 五教科合計点 | ||||
---|---|---|---|---|---|
生徒A | 296→442 +146 | 生徒F | 193→316 +123 | ||
生徒B | 231→358 +127 | 生徒G | 174→285 +111 | ||
生徒C | 168→274 +106 | 生徒H | 242→336 +94 | ||
生徒D | 355→450 +95 | 生徒I | 282→342 +60 | ||
生徒E | 272→395 +123 |
平均109点(偏差値8.4)上昇
この表は成績が向上した「一部の生徒の例」を挙げたものではありません。
「全ての生徒の成績の変化」です。
これは、決して特別な成果ではありません。
本塾では当たり前のように毎年達成している成果なのです。
もちろん個人差はあるのですが、生徒達の多くは「少し頑張ればできるはずの事ができていない」「本来取れるはずの成績が取れていない」ということが余りにも多いのです。
「一人一人をていねいに」
この基本を愚直に実行することで、生徒が本来持っている力を「引き出す」。
それが本塾の役割です。
一学年原則7名以下の、完全少人数定員制!
本塾では指導を徹底するために定員制を取っております。
いかに経験豊富な講師であっても、残念ながら同時に指導できる生徒の人数には「物理的な限界」があるからです。
科目により、また生徒の習熟度によって大きく差がありますが「グループ指導でありながら、個人指導に相当する授業」の質を保つためには、一クラスの人数を絞らざるを得ないのが現実です。
目安として「7名」と表記いたしましたが、必ずしも定員は「人数」で規定する物ではありません。
科目によってまた個々の生徒の個性、学年、学力レベルによって大きく変わる物です。
新入会希望者については、仮入会(※)期間の後で、責任をもって指導が可能だと塾側が判断した上で正式に入会を決定いたします。
もちろん生徒数を多くした方が利潤が上がるのは当然ですが、そのために授業が手薄になるようなことはしない、というのが本塾の信念です。
※ 全ての外部生の方はテキスト代と入会金は無料、通常の授業料のみで一ヶ月間授業を受けていただきます。その後で生徒、塾、保護者の三者の合意の下で正式入会となります。
「ぜい肉をそぎ落とした授業」によって
「最小限の時間で最大限の学習効果」を!
本塾の授業の秘訣は「ぜい肉をそぎ落とす」ことにあります。
特に数学・算数の指導に言えることですが、効率の良い学習をしなければ授業時間が長いばかりで学習効果が薄い、という結果になってしまいます。
本塾の数学・算数の授業では生徒一人一人の習熟度に合わせて、解かせる問題の数や種類を臨機応変に変更していきます。
それによって「易しすぎる問題をいたずらに反復するだけ」とか、逆に「全く理解できない難問の解説をただ聞いているだけ」といった「ぜい肉の時間」を全て削っていくのです。
授業時間をスリムにすることは、当然ながら学費をリーズナブルに抑えることにもつながっています。